財団法人 東京海上各務記念財団  
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主な年間活動
3.SNSの活用と「友情の絆」発行
 
 
 
 
 
 

1.スカラシップ生採用

(1)採用・認定式

毎年、各指定大学から新スカラシップ生候補者(国内学部生、ASEAN大学院留学生)の推薦を受け(4月)、書類選考、面接および選考委員会の審議を経て、採用を決めています(5月)。
採用後には、5月下旬に東京で、スカラシップ生認定式を開催しています。認定式では理事長から新スカラシップ生一人一人に認定証を授与されるほか、全員に自己紹介や今後の抱負を述べてもらい、それがその後のスカラシップ生同士の交流のきっかけともなっています。
2023.5.30 スカラシップ生証授与式と懇親会 東京海上日動本店にて 写真1 2023.5.30 スカラシップ生証授与式と懇親会 東京海上日動本店にて 写真2
(2024.5.30 スカラシップ生認定式と懇親会 東京海上日動本店にて)

(2)定期面談

スカラシップ生一人一人と定期的に面談し会話を持つことが、当財団の奨学金事業の特色です。面談は財団事務所にて、もしくはオンラインで行っています。スカラシップ生からは学業の進捗状況やその他の活動、今後の予定など話してもらい、財団からはその時々必要に応じて社会人の立場からのアドバイスを行っています。
財団事務所での面談 写真3 財団事務所での面談 写真4
(財団事務所での面談)
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(3)修了式

事業開始以来、2025年1月現在までのスカラシップ生の累計は、国内学部生2,126名、ASEAN大学院留学生164名となりました。その修了時には、卒業の時期などに合わせて修了式を行っています。
2023.3.28 国内スカラシップ生修了懇親会 明治神宮内フォレストテラスにて 写真5
2023.3.28 国内スカラシップ生修了懇親会 明治神宮内フォレストテラスにて 写真6
(2024.3.21 国内学部生修了懇親会 明治神宮内フォレストテラスにて)
2024.9.30、2025.2.25 ASEAN スカラシップ生修了式 東京海上日動本店にて 写真7
2024.9.30、2025.2.25 ASEAN スカラシップ生修了式 東京海上日動本店にて 写真8
(2024.9.30、2025.2.25 ASEAN大学院留学生修了式 東京海上日動本店にて)
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2.交流活動

財団では、さまざまなイベントを通じて国内学部生、ASEAN大学院留学生と卒業生も含めた交流を図っています。

(1)那須研修旅行

1泊2日で那須スポーツパークにて開催する合宿形式のイベントです。2024年度は初日、「ASEANを知る会」のワークショップをメインに、夕食はバーベキューを囲み、日が暮れてからは「星を見る会」を開催しました。2日目は任意で「日本の文化にふれる会」として近隣の寺院で坐禅体験に参加するグループと、那須スポーツパーク施設内で散策、野球、ブラインドサッカー、バドミントンなど自由に過ごすグループに分かれて活動しました。このイベントでは、2日間一緒に過ごすことで、スカラシップ生同士の交流の深まりを感じられる機会となっています。

2023.7.8 歌舞伎鑑賞教室 国立劇場にて 写真9 2023.7.8 歌舞伎鑑賞教室 国立劇場にて 写真10
2023.9.14〜15 那須研究旅行 那須スポーツパークにて 写真11 2023.9.14〜15 那須研究旅行 那須スポーツパークにて 写真12
(2024.9.5〜6 那須研究旅行 那須スポーツパークにて)

(2)ASEANを知る会

例年、ASEAN諸国の理解とスカラシップ生間の交流を深めることを狙いとして「ASEANを知る会」を開催しています。ASEAN大学院留学生を講師役として、自国の紹介や参加者からの質問に答えるなど、学生同士、堅苦しくなくASEAN諸国を知る良い機会となっており、2023年度からは那須研修旅行中のワークショップとして活動しています。2024年度も財団のASEAN大学院留学生特別選考委員長の谷紀夫先生より、ご専門を踏まえて、ASEAN各国の「国民の祝日」を紹介していただくことで文化人類学的思考の視点から交流のきっかけとしての話題提供をしていただきました。その後、国別の小グループに分かれ、ASEAN大学院留学生がそれぞれ自国(ベトナム、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン)のことを紹介し、国内学部生との質疑応答によって、〈異文化〉を鏡にして〈自文化〉を再考することを目的にディスカッションを行いました。

2023.9.14〜15 那須研究旅行 那須スポーツパークにて 写真13 2023.9.14〜15 那須研究旅行 那須スポーツパークにて 写真14
(2024.9.5 ASEANを知る会 那須研究合宿にて)

(3)日本の文化にふれる会

当初は、主にASEAN大学院留学生を対象にスタートしましたが、国内学部生の中にも日本の伝統芸能などに直接ふれる機会がなかった学生も多く、国内学部生の参加者も増えています。従来は国立劇場開催の「歌舞伎鑑賞教室」への参加をメインに大相撲観戦、人形浄瑠璃鑑賞などもしてきましたが、2024年度は那須研修旅行の2日目に、那須スポーツパーク近くの「黒羽山 大雄寺」を訪れ、由緒ある寺院建築にふれ坐禅体験を行いました。

2023.9.14 ASEAN を知る会 那須研究合宿にて 写真15 2023.9.14 ASEAN を知る会 那須研究合宿にて 写真16
(2024.9.6 日本の文化にふれる会・坐禅体験 那須・大雄寺にて)

(4)交流の集い

毎年恒例の財団最大のイベントで、ほぼすべての現役スカラシップ生の参加に加え、例年卒業生や財団にかかわりのある方々をお招きしています。2024年度は卒業生も多く参加いただき、参加者180人を超える盛大な会となりました。現役スカラシップ生にとっては、先輩から様々なアドバイスをいただける貴重な場であり、また卒業生の方にとっては年に一度の同窓会として懐かしい顔ぶれとの再会の場となり、大学、学年、国、年代を超えた財団の縦横のつながりを感じさせる会となっています。

2023.11.10 第 28 回交流の集い KKR ホテルにて 写真17 2023.11.10 第 28 回交流の集い KKR ホテルにて 写真18
2023.11.10 第 28 回交流の集い KKR ホテルにて 写真19 2023.11.10 第 28 回交流の集い KKR ホテルにて 写真20
(2024.11.8 第29回交流の集い 大手町サンケイプラザにて)

(5)ASEAN留学生同窓会

ASEAN大学院留学生どうしの交流を目的として、現役生と日本在住の卒業生が集まって東京で同窓会を開催しています。また数年に一度、ASEAN各地へ帰国した卒業生を集めて、現地同窓会を開催しています。2024年度はインドネシアのジャカルタで開催し、旧交を温めることができました。いずれの同窓会も家族連れの参加も多く、近況報告や母国の話などでにぎやかに過ごしています。

ASEAN 東京同窓会・カンボジア、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール 、タイ合同開催
ASEAN 東京同窓会・カンボジア、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール 、タイ合同開催
(2025.3.1 ASEANベトナム東京同窓会)
2023.11.21 シンガポール同窓会 2023.11.23 マレーシア同窓会
(2025.2.18 ASEANインドネシアジャカルタ同窓会)
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3.SNSの活用と「友情の絆」発行

SNSを活用し、国内学部生、ASEAN大学院留学生ともにそれぞれの活動状況や関心ごとについて情報交流を行うとともに、卒業生との情報の接点としています。
また、上記SNSに投稿された内容も含めて、財団の機関誌「友情の絆」を年に一度発行しています。

「友情の絆」第24号2023年10月発行
卒業生からの寄稿、メッセージや現役スカラシップ生のFacebook投稿記事を掲載
(「友情の絆」第25号2024年10月発行)
(卒業生からの寄稿、メッセージや
現役生のFacebook投稿記事を掲載)
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4.社会科学研究助成

毎年、若手研究者による社会科学分野の研究に対して助成を行っています。(指定大学あり)
2024年度は以下の研究に対して助成を行いました。

東京大学大学院法学政治学研究科 土岐将仁 准教授
 「「ビジネスと人権」に関する取組みと労働法の実効性確保」
東京大学大学院経済学研究科 今泉飛鳥 准教授 
 「近現代の東京における産業と社会 −相互作用と構造変化の歴史分析−」
一橋大学大学院経営管理研究科 徐文臻 講師 
 「eコマースにおけるディセプティブ・パターン被害の
心理的メカニズムの解明」
慶應義塾大学経済学部 河合啓一 教授 
 「株式投資型クラウドファンディングの未来:二次市場の影響を探る」
早稲田大学政治経済学術院 山本鉄平 教授 
 「政治・社会行動における「因果メカニズム」解明のための
新しい実験デザインの開発」

東京大学法学政治学研究科 土岐将仁 准教授 東京大学経済学研究科 今泉飛鳥 准教授
(東京大学法学政治学研究科
土岐将仁 准教授)
(東京大学経済学研究科
  今泉飛鳥 准教授)
一橋大学経営管理研究科 徐文臻 講師
慶應義塾大学敬経済学部 河合啓一 教授
(一橋大学経営管理研究科
徐文臻 講師)
(慶應義塾大学敬経済学部
河合啓一 教授)
早稲田大学政治経済学部 山本鉄平 教授
(早稲田大学政治経済学部
山本鉄平 教授)
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5.地震研究助成


通年募集で、例年7月、11月、2月頃に審査委員会を開催しています。2024年度は以下の研究を助成対象として採択しました。

茨城大学学術研究院基礎自然科学野 山田卓司 准教授
「前震・余震の地域性とその力学的背景の解明」
徳島大学大学院社会産業理工学研究部  馬場俊孝 教授
「津波のメカニズム解明に向けた津波逆解析」
北海道大学大学院理学研究院附属地震火山研究観測センター 大園真子 教授
「北海道北部における詳細な地殻変動観測と変形過程の理解」
国立研究開発法人防災科学技術研究所 木村尚紀 主任研究員
「繰り返し地震による房総半島沖の長期的なプレート間すべりの評価」
京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻 大谷真紀子 准教授
「同期に注目した地震相互作用モデル研究」
東京大学地震研究所 中川茂樹 准教授
「超稠密観測手法の開発」
茨城大学 山田卓司 准教授
徳島大学 馬場俊孝 教授
北海道大学 大囿真子 教授
(茨城大学学術研究院
   山田卓司 准教授)
(徳島大学社会産業理工学
研究部 馬場俊孝 教授)
(北海道大学理学研究院
   大園真子 教授)
防災科学技術研究所 木村尚紀 主任研究員
京都大学理学研究科 大谷真紀子 准教授
東京大学地震研究所 中川茂樹 准教授
(防災科学技術研究所
木村尚紀 主任研究員)
(京都大学理学研究科
大谷真紀子 准教授)
(東京大学地震研究所
   中川茂樹 准教授)
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6.理事会・評議員会開催


3月の理事会では次年度の事業計画および収支予算計画について、また6月の理事会および評議員会では前年度の事業報告および収支決算等を審議します。

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